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洋服の素材の選び方|ゼロウェイストへの道

ゼロウェイスト洋服
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洋服を買う。ショッピングに行く。男女問わず、人生の楽しみ。皆さんは何を基準に購入していますか?デザイン、ブランド、流行、値段、好み…。今回は生きていく中で欠かせないもの”衣服”の「素材と選び方」についてです。

持続可能でゼロウェイストな洋服の選び方って?

毎日必ず使う衣類。リサイクルや使用の持続可能性を高めるなら、素材を確認し、長く使うために特徴を理解しておく事は大切です。では、どんな素材ならそれが可能でしょうか?見分けるポイントは衣類についた「ラベル」です。ラベルには洗濯やお手入れに必要な、衣類を構成する素材の情報が載っています。その部分を読んでみましょう。知ってる単語もあるけど、良く見てみると「これは何?」というものもありませんか?そこで、今回は私なりに衣類の種類をまとめてみました。

天然繊維

人工的、科学的に作られていない繊維のこと。主な種類は植物繊維(植物が主原料)、動物繊維(動物から採取された繊維)があります。最終的に土に還りやすい素材であると思います。

天然繊維(植物繊維)

オーガニックコットン

 

■ 綿 -cotton-

衣類の中でも使用される割合が一番多いと思います。吸湿性が良く、丈夫、肌触りも良いのでTシャツや肌着などに向いています。水で洗うと縮んだり、シワになりやすく、染色したものは色落ちしやすいです。綿自体は天然素材ですが、綿の白さを維持する為に枯葉剤を散布いている事もあります。可能であればエシカル又はオーガニックコットン、難しい場合は着用前に必ず洗濯することをオススメします。

 

■ 麻 -linen-

薄くて風通しが良いので、春・夏服などで使用されます。保温効果の少ない素材ですが、着心地が良く、涼しく感じます。耐久性もありますが、水洗いによる縮みとシワができやすいです。色落ちもしますので手洗い洗濯をおすすめします。洗濯後はシワを伸ばし、形を整えると良いでしょう。

天然繊維(動物繊維)

 

■ 毛 -wool-

動物の毛で作られた繊維です。一般的には羊毛が多いです。保温性、保湿性に優れているので秋・冬服に使用されることが多いです。弾力もあり、シワになりにくい特徴もあります。虫食いが発生したり、水洗いによる縮みに注意が必要です。羊毛以外にもカシミヤ、アルパカ、アンゴラ(ウサギ)、モヘヤ(ヤギ)、キャメル(ラクダ)があります。しかし、毛皮は動物愛護の問題にもなります。動物繊維を選ぶ場合は、羊やアルパカなどの殺傷のない種類を選ぶことをおすすめします。

 

■ 絹 -silk-

唯一日本で生産される天然動物繊維です。蚕の繭から取り出しています。軽くて丈夫、光沢感があり、吸湿性、保温性にも優れています。問題は家庭での洗濯が難しいことです。シミになりやすく、光に当たると変色してしまうそう。日本以外のアジアでも生産され、主に高級品として使用されています。

化学繊維

人工的に作られた繊維のことで、再生繊維、半合成繊維、合成繊維に分けられます。

化学繊維

化学繊維(再生繊維)

再生繊維には2種類あります。植物系再生繊維と化学系再生繊維です。植物系は、木材パルプや綿などの天然素材を再生したり、作り替えて作られた繊維です。素材に含まれるセルロース(炭水化物の一種)を化学薬品で溶かし、細いノズルから押し出して糸状に加工して出来ています。

 

■ レーヨン

高級シルクを人工的に作り出したものです。清涼感があり夏服に良く使われます。吸水性は高いですが、水に弱いのが特徴です。縮みやすいのでクリーニング向けです。素材を溶かす薬品が気になりますね。

 

■ ポリノジック

光沢のよさ、染色性のよさ、耐熱性の強さなどに特徴を持つ繊維です。レーヨンと同種の繊維ですが、レーヨンが持っている欠点である湿潤強度の低下(ぬれると強度低下)、弾性回復、巻縮性、膨潤性が改良されています。

 

■ キュプラー

吸湿性かつ放湿性があり、柔らかくしなやかで、ドレープ性(生地を置いたときに、波打つ美しいひだを描く性質の事)があります。しかし、静電気が起こりやすいです。レーヨンに似たコットンタリーを素材としています。

 

■ リヨセル

ユーカリを特殊な溶剤で溶かして作られた繊維です。ソフトな風合いと適度な光沢感があり、柔らかくドレープ性と吸湿性がに富んでいて、ハリ、コシ感、弾力性(反発性)があります。摩擦に弱く毛羽立ちやすいです。また、溶剤を回収して再利用するため、廃液が環境中に放出されず、地球にも優しいエコロジカルな繊維と言われています。

化学繊維(半合成繊維)

半合成繊維には、プロミックス、トリアセテート、アセテートがあります。半合成繊維は、天然物質と化学物質を混ぜて作られた繊維です。両方の特徴が活かされています。

 

ゼロウェイストプロミックス

 

■ アセテート

「アセチルセルロース」と呼ばれるセルロースと酢酸の化合物を主原料に作られています。形状記憶性質が認められるため、洋服の装飾部位に使われることが多くあります。光沢があり発色が良い反面、熱や摩擦に弱いです。

 

■ プロミックス

シルクの代わりになるようにと作られたため、非常に光沢がありシルクに似ていると言われている繊維です。現在プロミックスの製造は中止されています。その原因は、動物性たんぱく質(ミルクガゼイン)です。ミルクガゼインは牛乳に含まれているタンパク質ですが、プロミックス繊維100gを作るのに、牛乳が1.4リットル必要だったとか。繊維自体は光沢があり、肌触りが滑らかです。染めやすい素材ですが、湿気や摩擦に弱い特徴があります。

化学繊維(合成繊維)

合成繊維で衣料によく使われる素材はポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンです。原料は石油で、プラスチックへ加工された繊維です。安く、強度があり、軽く、プリーツ性( ひだや折り目のこと)があります。虫やカビに強いが吸水性が低く、静電気が起こりやすいのが特徴です。洗濯によるマイクロプラスチック(環境中に存在する微小なプラスチック粒子であり、特に海洋環境において極めて大きな問題になっている。)の原因とされています。

 

■ ナイロン

ウインドブレーカー、スキーウェアなど冬用のスポーツウエアなどの衣類に広く用いられています。ナイロンの中でもバリスティックナイロンは特に耐久性が良く、旅行バッグにも使われます。

 

■ ポリエステル

丈夫で取り扱いが簡単なポリエステル繊維の衣料ですが、その繊維には実はほとんど吸水性がありません。すぐ乾く、いわゆる速乾性能を持つのはこれが理由です。また、シワにもなりにくいです。ちなみに、ペットボトルをリサイクルして作られる繊維を再生ポリエステル繊維といいます。

 

■ ポリウレタン

化学繊維の中でもゴムのような性質を持ちます。単独では使われず、他の繊維と組み合わせで良く使われます。デメリットととして、劣化が早く(約2年〜3年ほど)、洗濯などでは塩素に弱いです。塩素系漂白剤はされた方が無難です。

 

■ アクリル

羊毛に似た性質を持った化学繊維です。羊毛より安く、発色性、保温性があり、シワになりにくい特性、日光に強く耐候性があるのが大きなメリットです。衣料品に多く使われています。静電気と毛玉ができやすく、吸水性と保湿性はありません。

 

いかがでしょうか?繊維の中でオーソドックスなものを選んでみましたが、あまり見たことや聞いたことの無いものもあったかもしれませんね。

マイクロファイバー

ちなみに洋服を洗濯機で洗うと、一点の服から最大1900本以上のマイクロファイバー(繊維)が放出されるそうです。これらの繊維は下水処理をすり抜けて海に流されてしますそうです。ゴミ箱に捨てたものだけが原因というわけではありません。合成繊維の使われていない洋服はなかなか見つからない事もありますが、購入する際はラベルをチェックして、大切に着ることができるか?手入れはできるか?リサイクルは可能か?などを視野に入れてみて下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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